ロードデンドロン (Rhododendron) はアイルランドの競走馬である。主な勝ち鞍は2016年フィリーズマイル(GI)、2017年オペラ賞(GI)、2018年ロッキンジステークス(GI)。馬名の意味は「ツツジ」。

母ハーフウェイトゥヘヴンは2008年の愛1000ギニー、ナッソーステークス、サンチャリオットステークスの勝ち馬。全妹マジカルは2018年のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス、2019年のタタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークス、チャンピオンステークス、2020年プリティーポリーステークス、タタソールズゴールドカップ、アイリッシュチャンピオンステークスの勝ち馬。

戦績

2016年6月にデビュー。初戦は2着であったが、ライアン・ムーアが騎乗した2戦目で初勝利を挙げる。続くデビュータントステークスでエイダン・オブライエン厩舎の僚馬ハイドレンジアを破って重賞初制覇。4戦目のモイグレアスタッドステークスはランフランコ・デットーリが騎乗したが3着に敗れた。年内最終戦となったフィリーズマイルで再びハイドレンジアを下してG1初制覇を果たした。

2017年は英1000ギニーで僚馬ウィンターの2着、英オークスでエネイブルの2着となった後、フランスに遠征してディアヌ賞(仏オークス)に出走したが、レース中に鼻出血を発症し、競走中止となった。出血量が多く、名伯楽オブライエン師も「あのような状況から復帰できる馬は滅多にいない」と述べる状態であったが、回復は意外な程に早く、3ヶ月の休養を経てレースに復帰した。復帰戦のメイトロンステークスでは7着と大敗したが、次戦のオペラ賞では混戦を断ち切って2度目のG1勝利を果たす。その後はブリーダーズカップ・フィリー&メアターフに参戦し、2着となって3歳シーズンを終えた。

2018年は牡馬相手のガネー賞から始動し、クラックスマンの4着となる。次戦のロッキンジステークスは2着ライトニングスピアーとの激しい争いに僅かに競り勝ち、自身3度目、混合戦では初のG1制覇となった。しかし、続くクイーンアンステークスで9着と大敗すると、その後は著しく精彩を欠くレースが続いた。同年秋の英チャンピオンステークス5着を最後に現役を引退した。

競走成績

以下の内容は、Racing Postの情報に基づく。

繁殖牝馬時代

2019年から繁殖入り。ディープインパクトとの交配のため、日本のノーザンファームに預託された。

2020年に誕生した父ディープインパクトの牡馬はオーギュストロダンと名付けられ、2022年6月1日のデビュー戦で2着、7月2日の2戦目で初勝利を挙げた。9月10日に3戦目となるチャンピオンズジュベナイルステークスを制し重賞初勝利、10月22日に4戦目となるフューチュリティトロフィーを制しG1初勝利を挙げた。

血統表

  • 2代母Cassandra Goは2001年のキングズスタンドステークスなど5ハロンの重賞を3勝。
  • 4代母Fager's Gloryを祖とする牝系にはPhoto Call(2015年ロデオドライブステークス・2016年ファーストレディステークス)、Cross Counter(2018年メルボルンカップ)など。日本ではヌーヴォレコルト(2014年優駿牝馬)が同馬を3代母に、ミューチャリー(2021年JBCクラシック)が同馬を4代母にもつ近親にあたる。
  • そのほかの近親はネイティヴストリート#主要なファミリーラインを参照。

脚注

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post

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