能満寺(のうまんじ)は、徳島県北島町にある高野山真言宗の寺院。山号は摩尼山。

歴史

開基は不詳であるが、北島町史では「寺の過去帳によると、中興開基の勢助大和尚が永禄二年(1559年)に没しているので蜂須賀氏入国当時には既に存在していたことがわかる。」と書かれている。

平安時代から鎌倉時代にかけて作られたとされる木造十一面観音立像があり、1996年(平成8年)8月27日に徳島県文化財に指定された。後世になって内剥りが施されたとみられ、台座の張り板裏面の墨書銘から、1805年(文化2年)に塩釜浄印法橋という仏師により修理が行われたとみられる。また1992年(平成4年)の修理時には、髻材の裏面から「建長□子四月□」(建長子の年=1252年)という墨書が発見された。

文化財

木造十一面観音立像
  • 徳島県指定文化財 - 1996年(平成8年)8月27日指定。

交通

  • JR鳴門線吉成駅及び勝瑞駅より徒歩で約25分。
  • 徳島自動車道「徳島インターチェンジ」より車で約10分。

脚注

外部リンク

  • 能満寺 - 八百万の神

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