『賢愚経』(けんぐきょう、巴: Bālapaṇḍita-sutta, バーラパンディタ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第129経。『癡慧地経』(ちえじきょう)とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第199経「癡慧地経」等がある。
釈迦が、比丘たちに、三業の善悪とその果報について説いていく。
構成
登場人物
- 釈迦
場面設定
ある時、釈迦は、サーヴァッティー(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。
釈迦は比丘たちに、三業(身口意)の善悪(賢愚)と、それに伴う果報、輪廻転生の先のことについて説いていく。
愚者の転生先としては、地獄や畜生道といった悪趣が説かれ、賢者は天界へと生まれ変わると説かれる。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
関連項目
- 三業
- 輪廻
- 三悪趣
- 天 (仏教)
外部リンク
- Bālapaṇḍitasuttaṃ - Tipitaka.org



