平目 孝志(ひらめ たかゆき、1960年1月5日 - 2013年8月9日)は、北海道沙流郡門別町(現・日高町)出身の元騎手・元調教助手。
経歴
1975年、高校入学を控えた春休みに近隣の牧場主から誘われ、滋賀県栗東トレーニングセンターに所属する諏訪佐市のもとで騎手候補生となる。翌正月に諏訪との諍いから殴り合いを演じ一時実家に戻ったが、騎手養成課程の教官に説得されて戻り、中山競馬場の二本柳一馬厩舎に移った。このため、諏訪と確執が発生し、一時は絶縁状態となり、関西所属騎手としての活躍は幻に終わったが、後日に諏訪と改めて面会し、和解している。
1981年に騎手デビュー。地味な二本柳厩舎で華々しい成績は挙がらなかったが、1996年、新馬戦から騎乗を続けていたアミサイクロンでマーチステークスを制し、騎手生活唯一の重賞勝利を挙げた。同馬は単勝オッズ106倍という14頭立ての最低人気馬であり、2着馬(8番人気)との馬連払戻は8万8960円という史上3番目(当時)の高額配当となった。翌1997年に騎手を引退。通算成績は1819戦95勝。その後は調教助手に転身した。
根本康広厩舎に所属していた2013年8月、函館開催への出張中に馬房内において自殺とみられる状態(縊死)で発見された。53歳没。
騎手成績
- 主な騎乗馬
- アミサイクロン(1996年マーチステークス)
出典
参考文献
- 『優駿』1997年5月号(日本中央競馬会)
関連項目
- 自殺・自決・自害した日本の著名人物一覧


