プレー王国とはタイ王国、プレー県に存在した王国である。
歴史
プレーには『年代記』と呼ばれる史書がなく、碑文なども少ないことから、王国の全容について知るのは難しい。
12世紀頃にタイ族がこの地に都市国家(ムアン)を建設、ヨム川の上流にありスコータイ王朝の影響を免れなかった。スコータイのラームカムヘーン王はこの地に進軍、また、リタイもプレーに進軍した。プラタート・チョーヘーなどの仏教施設はこのころの建設ではないかとも言われている。
またラーンナー王朝の影響下にもあり、ラーンナー王朝のカムフーは1340年、プレーに侵攻している。ただ、プレーはこの間にも領土拡大を目指しており、1397年から1398年にかけてプレーのテーラ王とオーンモーンがカーオ王国に侵入し占領している。
その後、1443年プレーの国王ターオ・メーンクンはラーンナーのティローカラート王の軍門に下り独立国家としてのプレーは終わりを告げた。
歴代国主
年代は注記のあるもの以外『プレー年代記』による。
参考文献
- The Nan Chronicle, trans. and ed. by David K. Wyatt, Ithaca: Cornell University, 1994, ISBN 087727715X
- The Chiang Mai Chronicle 2nd Edition, trans. David K. Wyatt and Aroonrut Wichienkeeo, Chinag Mai: Silkworm Books, 1998, ISBN 9747100622
- Ongsakul, Sarassawadee, History of Lan Na, trans. Chitraporn Tanratanakul, Chian Mai: Silkworm Books, Thai text 2001, English text 2005, ISBN 9749575849
注脚




