ヒメハゼ(姫鯊、Favonigobius gymnauchen)は、スズキ目ハゼ科に属する海水魚。

呼称

高知ではゴリ、有明ではドンコと呼ばれる。

分布

西太平洋、朝鮮半島、渤海、黄海、東シナ海、日本では北海道から西表島まで。

生態・特徴

体長は6cmから8cm、体色は黄褐色を基調とし、側面には暗色の斑が4つ並ぶ。 尾鰭の基底にある黒色斑は成長に伴い二叉する。雄のみ成熟すると第1背鰭の第2棘が糸状に伸びる。

水深15mより浅い内湾の砂泥底に生息する。アマモ場や河口にも住む。

繁殖

産卵期は5月から9月。二枚貝の殻に卵を産み付ける。

参考文献

  • 望月賢二「魚と貝の事典」(柏書房)323頁
  • 瀬能宏「決定版 日本のハゼ」(平凡社)394頁
  • 林公義「ハゼ ガイドブック」(阪急コミュニケーションズ)171頁

ヒメハゼ (2009.06.12) WEB魚図鑑

クロヒメハゼ ヒメハゼ属の1種 奄美大島

ヒメハゼ (2020.06.11) WEB魚図鑑

ヒメハゼ(2013.06.11) WEB魚図鑑

ヒメホシハゼ 奄美大島